よろしくねって・・・。それは私の死を意味していた。

「はぁ、めんどくせぇ。まぁ金のためなら仕方ないか・・・。それにしてもどれだけ溜め込んでるんだろうな」

「本当、本当。母さんったら教えてくれないんだもん。気になって仕方ないわ」

 無邪気に笑う二人の顔は、見慣れた私の子供の顔なのに、別人のように感じた。

「まぁ何にせよ、病院では下手に出来ないし様子見ることにしようぜ。適度に母さんの様子見に来てさ」

「そうね」

 なんて会話・・・。言葉が出なかった。