「あぁ」 話しかけたいのに何も話が出来ない。お姉さんなんで姿消しちゃったの? 「お母さんが何か話しかけてるわね」 にっこりと笑いながら、布団をかけ直してくれる直子(ナオコ)さん。私の息子、長男の慎介(シンスケ)のお嫁さん。 「本当ね。何か翻訳機でもあればわかるのに、何を言ってるかわからないと困って仕方ないわね」 こう話すのは娘の千賀(チカ)。 「最新の医療でどうにかして欲しいものだな」 カーテンを少し開けながら話すのは娘のお婿さんの哲矢(テツヤ)さん。