一体何がどうなってるの? 「驚いた?」 ベッドの脇から声がして、その方向を見た。そこには、さっきの店に居た白髪のお姉さんだった。 「お姉さん」 ハッキリと話し掛けたつもりが、聞きなれた自分の声とは違う掠れた声が出た。 「あなたが望んだとおり、ここは未来」 お姉さんはにっこりと笑った。 「ほら、今ゆっくりとあなたの頭の中に、今までの過去の記憶が入っているはずよ」 「未来?本当に?」