「ははっ」 刹那との出会いを思い出して、一人笑う。 傍から見たら完全に怪しい人間だろう。 「本当あの時の俺、テンパりすぎ」 懐かしい。ほんの一ヶ月前くらいのことなのに、すごく前のような気がした。それくらいこの一ヶ月は毎日が濃かった。 物思いにふけていると、気がついたら夜中になっていた。 「やっべ、外真っ暗じゃん。さっさと風呂入って寝よう」 そう思い行動にうつした。