そして、飲みに行こうと思い、街へと向かった。 その時だった。前日まで空き地だった場所に、変な建物が建っているのを見つけたのは。 「なんだあれ」 そう言いながら近付く。 円錐のような屋根に、でかいいびつな形をした時計針の時計。円柱の形の建物に、普通の入口。同じ形をした建物が真後ろにあり、通路のようなもので繋がっていた。