俺はその場にゆっくりと座り込んだ。銃を持つ右手がガタガタと震えている。左手で右手をギュッと押さえた。 「自首するって言ったら、こんな風にならなかったのに」 二人を見ながら呟いた。 本当は殺したくなんてなかった。話し合いで済ませたかった。でも、こうでもしないと大金を手にしたこいつらを止めることは出来ない。 俺はこのために過去へ戻ってきたんだ。 強盗犯の自分とその仲間に、罪を償わせるために。