「でも、なんであいつが憧れなんだ?


俺から見ると黒住文也は他の奴は変わらないように見えるけど。」



「そうですか?私には大きなオーラが見えます。


一人で行動しているのに自然と仲間がやってきて


誰とでも対等に会話が出来る。



なんか…何にも縛られずに自由奔放に自分の道を進んでいるところがいいんです。」



"ほぉ~"と会長は理解したのか分からない返事をする。




とりあえず黒住文也は私のアコガレ。


彼は、私には持ってもいないし手に入れられないものを持っている。


そんな彼と同じ風紀委員に入れた。



まだ喋ったこともないのに私の心は浮かれていた。