「それと…」


私が立ち去ろうとするとき


先生が付け足した。



「生徒会と掛け持ちになっている

風紀委員のほうだけど…名簿どうする??」


私はちょっと考えてから先生に言った。



「可能であれば私と彼の名はそのままにしておいてください」


先生は微笑んだ。


「そう言うと思った」









もし許されるのであれば

この先もずっとこうでありたいと願う。



私は彼の風紀委員であり


彼は私の風紀委員であった、と―。








―END―