私、気づかないうちに何かやらかしてしまったらしい。
頑張ろうとしていた事が空回りしてしまったか。
困惑する私に久本先生は優しい顔を見せた。
その顔は今まで見た事なかった先生の顔だった。
「革命、ありがとうね」
「…へ?」
間抜けな声が出てしまった。
「貴女が行動に出てくれたおかげでこの学校は随分と変わった。
私ひとりじゃ何もできなかったわ。」
「そっそんな…私ひとりで成し遂げたものじゃないです…!!!」
謙遜じゃない、本当な事だ。
皆がいなければ私は出来なかった
皆がいなければ私は変われなかった。



