「俺はさ、お前に嫌われるぐらいなら

自分のプライド捨てたっていいと思った。


それでお前が困らないのであれば。


だけどっ!!」


むすっと不機嫌な顔で私を見る。


その迫力で私はちょっと後ずさった。



「“私のせい”だの“迷惑かける”だの

“ごめんなさい”だの・・・

俺はそんな言葉が聞きたかったんじゃねー!!!」


「ごっごめんなさい・・・」


私がとっさに謝ると彼はぎろりと睨む。


「ご・・・ごめんなさい・・・」


うっ、悪気はありません・・・。