そのコップは空(ソラ)だった。



―登校。


いつもより足取りが重い。



彼に会いたくないというのと


先生に怒られたという後ろめたさ。



そして、“転校”という道。



気が重い・・・。


学校、休みたい・・・。


だけどこれで休んだら内申が・・・


って、私は内申女じゃないでしょ・・・。


だけどこうして自分を抑制しないと

あの学校に支配されてしまう。