「……一の君……」
「姉上……」
悩ましげに互いを呼び合う息もおあついままに、一の君は、ふるえる唇に、すっ、と笛をおあてになって、その奏でまするのは、かのひとときに姉姫と音をお合わせになった、一曲にございます。
「姉上……」
悩ましげに互いを呼び合う息もおあついままに、一の君は、ふるえる唇に、すっ、と笛をおあてになって、その奏でまするのは、かのひとときに姉姫と音をお合わせになった、一曲にございます。
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