続けて、尚翔が言った。

「紘史くんにはこの間会ったけど、
また一段と大きくなっていたね。」

「あぁ。
背だきゃ未だに
にょきにょき伸びやがる。
会う度でかくなって、
とうとうこの間俺を抜き去りやがった。
ありゃいつか巨人になるね。」

「ははは、大げさだな。」

尚翔が笑う。