すると、玄関から声がした。

「おーい、可憐!ナオ!
居るかぁ~?」

玄関に行くと、意外な人物が居た。

「あら、渉くん!久しぶりね。」

「おう、久しぶりだな。
元気してるか?ナオは?」

「残念、
今はお買い物に出掛けてるの。
良かったら、
上がってお茶でもどう?
立ち話もなんだし。」

「そうだな。待たせてもらうか。」

渉はそう言って、中に入った。