数時間程して、
慧が目を覚ましたらしく、
リビングにやって来た。

「あ、起きたみたいだね。
おはよう。」

「おはよう。菜乃花。
今日はごめんね。
せっかく来てもらったのに。」

「ううん、こうして話しているだけでも
楽しいからいいよ。」

「そう?良かった。」
そう言うと、
慧は菜乃花の隣に座った。