「嫌だ。ここで終わらせてたまるか。
一緒に帰るって約束したじゃないか!」

尚翔は思わず耀を抱き締めた。

「すまない、耀。許してくれ。」

「…っ、離して!!」

耀はそれを振りほどくと、
ロビーへ行ってしまった。

尚翔はため息をついた。