数日後。

可憐のもとに学校から
電話がかかってきた。

『勉強の遅れが心配なので、
少しずつ通わせませんか?』
という提案だった。

これには双子も
大喜びだったのだが、
両親は難色を示した。

可憐の目の届かぬ場所で
もし発作が起きたら
という心配があった。

もちろん両親も
双子は小学の間ずっと
入院していたから、
学校を体験させてあげたい
気持ちでいっぱいなのだが。