夜、家族での
誕生日パーティーを終えて、
慧は耀から昼間の話を聞いていた。

「なるほど。母さん達にも
そんな過去があったんだな。」

「でも2人の間に隠し事が
無くなって良かったな。」

「本当だよ。」

「やっぱり好きな人
同士なんだからさ。」

「だな。」

双子は思った。

もし自分に好きな子が出来るなら、
隠し事は絶対にしたくないと。

きっと何でも正直に言ってしまう。