リビングに帰ると、可憐が言った。

「ねぇ、耀くん。
今随分遅かったみたいだけど、
何してたの?」

耀は話すつもりは無かったが、
可憐のキラキラした綺麗な瞳に
見つめられると、
言わざるを得なくなる。

(…ごめん、父さん。)

そう思いながら、
耀は可憐に詳細を告げた。