耀は少しショックを受けていた。

切なくて、苦しい。

そんな恋愛をしていた洋祐に、
同情したくなった。

「可憐は未だに洋祐に
対して後悔を抱いてる。
今でも時々寝込む事があるだろう。
あれだよ。」

「母さん…。」

「だから、この話は
可憐の前で絶対するなよ。
思い出させるから。」

「…解った。」

耀はそう返事をして部屋を出た後、
リビングへ戻った。