玄関。

「おかえりなさい、父さん。」

「ただいま、慧。」

「おかえりなさい、ナオ。」

可憐が荷物を受けとりながら言った。

「ただいま、可憐。耀は?」

「お部屋に居るわよ。」

「じゃあ、見てこようかな。」

そう言った尚翔は耀に会いに行った。