ところが、
勉強会を終えた尚翔は
衝撃的な事を耳にする。

ナツキが数日この町に滞在し、
尚翔の家に泊まるという事を。

「何であいつを泊めたんだよ!?」

尚翔は叔母に食ってかかった。

「あの子、あなたの
彼女だって言ったわよ。
違うの?」

尚翔はもう呆れて
何も言えなかった。

叔母に嘘をついて
潜入していたとは。

「…俺らはもう別れてるんだ。
新しい彼女だっているのに…
どうするんだよ。」

「数日間の辛抱じゃないの。
我慢なさい。」

尚翔は深い溜め息をつくと、
部屋へ戻った。