その後、七海は
1人でこっそり泣いた。

結果は解っていても、
やはり悔しいのだった。

思い切り泣いた後、
七海は深呼吸をしてから思った。

こうなれば、気持ちを
切り替えて前に進むしかない。

自分が可憐に
敵わない事は十分理解した。

いつまでも引きずっていたって
仕方ないのである。

七海はジュースを飲み干すと、
ファーストフード店を出て、
自宅へ帰った。