夜。

七海は可憐からの
報告を受けて、愕然とした。

もたもたしていたら、
一番先を越されたくない
相手に先を越された。

でも七海は諦めたくなかった。

想いを告げないまま散るのは
プライドが許さなかった。

結果が解っていても、
きちんと伝えてから散りたい。

そう考えて、翌日
尚翔に告白しようと決めた。