数日後。

可憐の家で計画した
お喋り会を実行した。

可憐の風邪もすっかり治り、
元気に登校してきたから、
七海が誘ったのだ。

場所は駅ビルにある
ファストフード店。

「じゃあ、まずは転校生の
尚翔くんから自己紹介。
あたしたち、まだ
知り合ったばかりだし、
尚翔くんの事
何にも解らないから。」

「解った。
でも、何て言えば良いんだ?」

「あら、簡単よ。
誕生日とか、血液型とか、
好きなものを語れば良いの。
あんまりマニアックな
ものは解らなくなるから
ダメだけど、
何々が好き、とかは聞くよ。」