朋希はふと、目を覚ます。

伸びをして起き上がると、
キッチンから
いい匂いが漂っている。

時計を見ると、お昼近い。

タオルケットを畳んで、
朋希はキッチンへ向かった。

すると、陽香が
料理を盛り付けながら言った。

「あら、トモくん。
起きたの?
もうすぐ
お昼出来るからね。」

「はぁい。」

そう返事をして、
自分の席に座る。