数分後。

陽香に起こされた
長男佑貴(ゆうき)と、
三男陽貴(はるき)は
不機嫌そうに降りてきた。

すっかり目の覚めた
朋希が2人に挨拶をした。

「佑兄、陽、おはよう。」

「…はよ。
トモ兄はいつも早いなぁ…。」

欠伸をしながら
陽貴はそう言った。

「あまりに遅いから
ベーコンエッグ
冷めちゃったわ。
温かいのがいいなら
自分で温めてね。」

陽香はそう言いながら、
リビングで洗濯物を干している。