トライアングル。

それから、
由乃を誘って喫茶店へ行った。
佑貴は今日、
由乃に想いを告げようと
計画していた。
まずは注文を済ませる。
告白を前にして
緊張しているのか、
額に汗が浮かんでいる。
水を一口飲む。
何も知らない由乃は
先ほど書店で購入した
小説を読んでいる。
佑貴には
本の事は解らないが、
きっと面白い本なのだろう。