そのまま泣き疲れて寝た芯を抱きしめたまま、いつの間にか俺も眠ってた。



次の日の明け方に鳴った俺の携帯。



イツキ……?



「あい……」

「ツカサ、今日の10時の便でユウキがアメリカに発つ」

「ん……」

「見送りに来いよ、ふたりで」

「は?ココと?」

「絶対来いよ!!」



ブチッと電話を切られた。



まぁ行けばどうにかなんのか…。



そんな気がしたから、もう少しだけ寝る…。



それから一緒に芯と目覚めた俺は、イツキからの電話のことを話して出かける準備をした。



ユウキの見送りか…。



前は行かなかった見送り…。



アイツも泣いたのかな…。



空港に着いて、アメリカ行きの便を探した。



あった、こっちだ。



「司…」

「心配すんな」

「うん…」



きっとこれで終にできる。



そんな気がする…。



「ツカサっ!!」



イツキの声に振り向くと、少し腫れてる目をしたユウキがいた。