そしてたまに夜中に抜け出して芯に会いに行く。



あの秘密基地は俺達の城みたいだ。



「司っ!!」



街灯も少ししかない暗闇で俺を見つけると駆け寄ってきて抱き着く芯…。



風呂上がりだからシャンプーのいい匂いがするんだ…。



この長い髪にパーマとかかけちゃって、ついでに少しだけメイクさせて?



一緒に写真撮りたいです。



日に日に芯をモデルにしちゃおうという気持ちが強くなる…。



絶対売れる…。



でも芯チャンは俺だけのだよ?



他になんて渡すもんか。



「芯、チューしたい…」

「秘密基地まで我慢しなよ~…。やっぱする…」



キスして抱きしめて…。



さ、触りたい…。



でも嫌われたくないからやめるんだ…。



「はぁ~…」

「どうかした?」

「芯チャンが好き過ぎて心臓痛いの」

「司……死ぬほど好きっ!!」



この笑顔を見ると、今俺が考えてたことが悪いことに思えてしまう…。