司ってそんなことする人なんだ…。



都会っ子は怖いです!!



「もうしねぇよ?したら芯が悲しむから…」

「うん、他の女の子に触ったら泣く」

「そんなこと言っちゃう芯がカワイイっ!!大好きっ!!」



今があたしだけならそれでいいや。



司があたしを見てくれるだけで満足だし…。



「このまま一緒に寝たいね…」

「朝になってカヨ姉にバレたは多分プロレス技かけられた後に反省部屋行きだ…」

「あたしもノブ君に怒られるから寝ない!!」

「じゃあ語る?」

「なにを?」

「愛」

「語る」



バカみたいに『好き』って言い合って、たまにキスして…。



横になって手を繋ぎながら星空見上げたり…。



同じ時間を二人で共有するってこういうことだと知った夜。



「帰ろっか!!」

「日の出も見たしな!!」

「また電話するね?」

「ん…。帰りたくねぇ…。」

「夏休みまで我慢だ!!」

「チューしていい?」

「いいですよ?」



司のキスが甘くて、幸せで、すごく暖かいことを知った夜明けでもあった。