こんにちは、バカップルです。

早急に佐々木を寝かしつけることが出来たあたしは1時間、ひたすらドキドキしながら司を待った。



もう出てもいいかな…。



枕を布団の中に入れて佐々木のウィッグでカモフラ。



よし!!



今から会いに行くからね!!



静かに廊下を歩き、お風呂の脱衣所の裏口にたどり着いた。



カギを開けて~…。



出れたっ!!



忍者並の身のこなしで入り口の近くまでたどり着いたら勢いつけて塀を乗り越えた。



「すげぇな芯チャン!!」

「愛があればなんでも可能!!」

「そんな芯が好きっ!!」



ギュッと抱きしめられると司の匂いに包まれる…。



安心するぅ~…。



「後ろに乗れよ」

「バレないようにね?人がいたら即学校に連絡行っちゃう…」

「知らない道行ったら迷うんじゃねぇかな…」

「あっ!!子供の頃に行った秘密基地に行く!?」

「秘密基地!?行きてぇ!!」



あそこなら誰にも見付からないはず…。