【芯】
司と美優の撮影を目の当たりにして、やっぱり少し苦しかった。
司は仕事なら誰にだって触るし、あんな楽しそうな顔もする。
なによりイヤだったのは司の瞳の中に美優がいたこと。
あたしだけしか見えなくなっちゃえばいいのに…。
そんなことを考えながら美優が着替えてる部屋に入った。
「美優……?あんた泣いて……」
「泣いてないもん!!」
「泣いてんじゃん!!どうした!?」
「司……諦めないといけないんだよね?」
「えっ…?」
「司は芯といる時じゃなきゃあんな顔しない。あたしに対する笑顔は仕事用だって……わかっちゃった」
美優も同じこと思ってたみたい。
こうして司のことが好きって言う人が目の前で泣いてる。
あたしさえいなきゃ、司は美優と付き合う可能性もあったわけで。
でもあたしは同情したりしないもん。
恋ってそういうもんだと思うから。
司と美優の撮影を目の当たりにして、やっぱり少し苦しかった。
司は仕事なら誰にだって触るし、あんな楽しそうな顔もする。
なによりイヤだったのは司の瞳の中に美優がいたこと。
あたしだけしか見えなくなっちゃえばいいのに…。
そんなことを考えながら美優が着替えてる部屋に入った。
「美優……?あんた泣いて……」
「泣いてないもん!!」
「泣いてんじゃん!!どうした!?」
「司……諦めないといけないんだよね?」
「えっ…?」
「司は芯といる時じゃなきゃあんな顔しない。あたしに対する笑顔は仕事用だって……わかっちゃった」
美優も同じこと思ってたみたい。
こうして司のことが好きって言う人が目の前で泣いてる。
あたしさえいなきゃ、司は美優と付き合う可能性もあったわけで。
でもあたしは同情したりしないもん。
恋ってそういうもんだと思うから。