新幹線から降りて船に乗ったらもう島だ!!



「ただいまカヨ姉っ!!」

「おぅ、あたし結婚するから」

「「はぁっ!?」」

「デキた。ガキ」

「帰ってきた一発目がそれって……。じゃあカヨ姉は管理人辞めんの!?」

「来年からノブがこっちに来るよ。産婦人科ないから島出なきゃなんねぇし。あたしは渚の嫁業」

「すっげぇ急展開……」

「お前らが閉じ込めたからだっつーの!!」



へっ?



そんときの子供なの?



なんか……ヤダな……。



「名前、お前らにつけてもらおうかと思ってる……」

「「マジでぇ!?」」

「一応……お前らのおかげだし…なっ!!」



島に帰って来てよかった。



カヨ姉のこんな顔二度と見れねぇ。



「俺、カヨ姉好きだよ」

「俺もっ!!」

「あたしモテんだな!!ほら、さっさと荷物置いて来な。メシにするよ!!」



もう少しで俺はこの島を出る。



でもこの島でのことは一生忘れない。