【芯】
あたしのベッドに座る初めて見る二人の顔。
パパとママ。
らしい…。
想像してた両親よりもズット若いふたり…。
「今まで音信不通だったのにいまさら現れて連れて帰るってなに?」
「生まれたての芯と約束したんだ…」
「あたしはしてない!!本当のパパなのかわかんないし!!」
「お前が生まれた時、俺は15だった…。親の反対を押し切ってお前を産んだんだ…」
「あたしは育てられた記憶なんかないよ?」
「それはすまなかった…」
パパは会社の社長に最近就任したんだって。
あたしのおじいちゃんに当たる人が亡くなったから。
そのおじいちゃんが15であたしを産んだことに腹を立てて、手放すしかなかったんだって。
そんなのあたしの都合じゃない。
親の勝手だよ。
「ごめんね芯…。あなたがどこにいるのかも教えてもらえないまま引き離されたの…」
「亡くなったお前のおじいちゃんの遺品からこの島にたどり着いたんだ…」
そんなの…。
知らない。
あたしのベッドに座る初めて見る二人の顔。
パパとママ。
らしい…。
想像してた両親よりもズット若いふたり…。
「今まで音信不通だったのにいまさら現れて連れて帰るってなに?」
「生まれたての芯と約束したんだ…」
「あたしはしてない!!本当のパパなのかわかんないし!!」
「お前が生まれた時、俺は15だった…。親の反対を押し切ってお前を産んだんだ…」
「あたしは育てられた記憶なんかないよ?」
「それはすまなかった…」
パパは会社の社長に最近就任したんだって。
あたしのおじいちゃんに当たる人が亡くなったから。
そのおじいちゃんが15であたしを産んだことに腹を立てて、手放すしかなかったんだって。
そんなのあたしの都合じゃない。
親の勝手だよ。
「ごめんね芯…。あなたがどこにいるのかも教えてもらえないまま引き離されたの…」
「亡くなったお前のおじいちゃんの遺品からこの島にたどり着いたんだ…」
そんなの…。
知らない。