一度ならず二度も触った!!



ムカつく!!



「俺のに触んな」

「司!?なんで…」

「イツキに口説かれてるから助けに来たの~」



息を切らした司があたしを引き寄せた。



制服だし少し濡れてるのは島から急いで来た証拠…。



「司にドッキュンだよ…」

「やっぱりひとりで行かせんじゃなかった…。疲れたぁ~!!」



その場にしゃがみ込んだ司は学ランを脱いであたしに手渡した。



大雨だったのに来てくれたんだ…。



「カッコイイなツカサ。ヒーローみたい」

「ココには手出すな。そっちが手段選ばないならイツキであろうと潰してやる」

「イツキさん、って呼べよツカサ」

「だったらお前はツカサ様って呼べバーカ!!行くぞ芯」



年上のイツキさんにも全く怯まないツカサ…。



キュン…。



そのままふたりで泊まってるホテルに戻った。



シャワー浴びさせた方がいいかな…。