本当に実家に帰った奏介。



一人部屋が寂しい…。



なのに芯も旅立つ時が来てしまった。



「メール!!電話!!OK!?」

「うん!!浮気しちゃダメだからね~!!」

「芯も!!芯もしちゃダメ!!」

「司以外になびくわけないでしょ?1ミリもブレないから安心して?」

「じゃあ行ってらっしゃい…」

「ん」



バイバイのチューが今日は辛いです!!



1週間も芯がいないなんて耐えられないかもしれないっ!!



「要~…。芯が行っちまった…」

「大袈裟だと思う…」

「要はわかんないんだ!!恋する俺の気持ちなんか!!」

「うん、別にいいんだ。開き直ることにしたから。ちなみに俺もちょっと仕事で島出るから」



おいっ!!



俺をひとりにするな!!



「マナチャンは行かないよな?」

「司、キモいんだけど…」

「今日さ、奏介のベッドで寝たら!?」

「カヨ姉に怒られるからヤダ」



俺、実は究極の寂しがり屋さんみたいですっ!!