秘密のお勉強会

「あっ、あのっ!!
わわ、私、雅人が喜んでくれると嬉しいなって思って。その、私、得意ですから。国語。」

ノーブレスで言い切ったら息切れで上手く酸素が回らない。
雅人さんは少したげ、ビックリしていた。私もなんだか変な事をいっちゃって、ビックリだった。

次も真っ白だった。

このシーンとした空気には私が耐えられるようなものじゃなかった。語源能力が少ない私にとっては絶対絶命で、取り合えず頭に浮かんだ言葉を口が喋っていた。


「あの!つまりその、雅人さんに頭を撫でてもらいたいんです!!!!」


そんな風に言ったときの、雅人さんを越える私の驚きようはありえなかった。
頬は赤くなって、頭が暑くなる。


暑い、赤い、熱い、紅い、あつ、い


真っ赤っか。ぜーんぶ私は真っ赤だった。
もうなんにも考えたくない。穴があったら入りたい。そう思えば思うほど、赤は黒に塗り潰された。

まあ、ハッキリいっちゃえば、私は倒れた。グラリと、爽快に。
倒れる寸前、いい香りが私を包んだ。なんて、素敵な。



馬鹿は風邪引かないっていうのに、見事に風邪を引いて、明日の朝にようやく熱は引いていた。