「うん」


なんで……あ。


「誕生日おめでとう」

「あ…ありがと……」


「陽菜チャン、
俺と付き合って下さい」


ポロッ…

「え!?陽菜チャン!?」

「あ、あれ?」


わたしの目には、涙が浮かび、こぼれ落ちていた。

「おかしぃ…な…」


涙がとまらない。
こんなのはじめてだよ。


「あ、の…わたしで、よ…ければ……つきあって、……下さい…」


泣きながら、とぎれとぎれに言った言葉…。

ちゃんと、つたわったかな?


ぎゅっ

「晴流…クン…?」


「あとでちゃんとした指輪……渡すから」


「……!」



かかかか顔があ、ぁ熱い…

「ぅん……」