眠っている瑠華の横で、ずっと寝顔を眺めていた。 嫌な夢でも見てあんな事を言ったのかもしれない。 そう。たかが寝言。 瑠華の本意で言ったかなんてわかんねぇ。 俺はとりあえずリビングに戻り、イチと飲み直す事にした。 「最近どうよ。真理ちゃんと」 「男の恋バナか?まぁ、変わりはないかな。完全に尻にひかれてるけど」 「お前ららしいな」 一口流し込み、俺は苦笑いを浮かべた。 .