「悲しいことがあったの?」 俯いてると聞こえてきた優しい声 誰にも関わりたくない 一人になりたい そう決めてたのに、思わず顔を上げてしまった 人から見れば、ただベンチに座ってるだけにしか見えないのに 誰かに気づいてほしかったのか 誰かに助けてほしかったのか ただ、少しだけでもいいから優しさに触れたかったのかもしれない 答えることもなく、優しさの元を見つめた .