「ただの死神ですわ。


ただ、

普通の死神は宮殿にいられませんから、

その点だけ特別ですわね」



「まぁ、

一応口調に気をつけろよ」




「・・・ああ」




二人に先導されながら

さっきのエレベーターを降りる。



1階のフロアー。



なんていうか・・・

ありきたりな城のフロアー。



ただ、ど真ん中をまっすぐ歩いて

これまたでかい扉から外へ出た。