「ごちそうさまーっ」



ガタッ・・・




その日の朝も、

先に席を立ったのは未美だった。



いつものように

手際よく食器を運ぶと、


未美は部屋にこもって

身支度を始める。




ほんとに、


女ってのは

時間がかかるもんだ。




俺はそんなことを考えながら

最後の一口を口に運んだ。