次の日、アタシとリエが教室に入ると、





「ハルー!」





そう言いながらエリーが抱き付いてきた。





「何か、昨日はごめんね」





上目遣いでアタシを見ている。





「もういいよ。気にしてないし」





「そうだよね。ジュンペーも悪気があったわけじゃないんだよね。ただ………ね」





エリーはエリーなりに気遣ってくれてるんだね。





「ほんとうに、もういいから」





アタシがそう言うと、エリーは笑顔を見せた。