「何でナツキ君は、アタシをオンナのコとして見てくれないの?」





どうして「オンナ」のコに産まれなかったんだろう。




「どうして―――」





悔しくて、苦しくて、悲しくて、涙があふれた。





音が聞こえてしまいそうなくらいの大きな涙。





「―――ごめん」