第22話 「大好き」







高校最後の夏休みのはずだった。





もうアタシは高校生じゃないから。





学校は自分で辞めることにした。





柴山先生には悪いけど。





残りの学校生活を我慢して送ることもできたかもしれない。





だけど、あんなことがあったのに何もなかったようにクラスの中にいることは難しかった。