「それが今じゃしっかりメイクもして女の服着て読モになるだって? マジウケるよねェ」





「それでエリーに迷惑かけてるわけじゃないでしょ?」





逃げ出してしまいそうなのを我慢してアタシは言った。





「十分迷惑だっつーの」





エリーの顔から笑顔が消えた。





「目障りなんだよ。さんざんわからせてやったのに、諦め悪すぎ。アンタこそ女ぶるのやめたら? 似合ってないっつーか、キモい」





その顔を殴ってやりたかった。