編集部のビルを出ると外はもう暗くなっていた。





街灯と車のヘッドライトがアタシを照らし出している。





マナーモードにしていたケータイの着信履歴が、リエとナツキ君の名前で埋まっていた。





心配させてばっかりだね。





アタシは一番上にある履歴に電話をかけた。