第18話 「友達だよね」







もうすぐ夏が来る。





高校生活最後の夏。







早朝、編集部のビルのスタバで、アタシは柚木編集長に診断書を渡した。





「これが、アナタがアナタである理由なのね?」





「はい。障害に対しても、自分自身に対しても、逃げないで向き合っていきたいんです」