第15話 「好きだよ」
「ねェ、ナツキ君。どこ行くの?」
彼はアタシの手を握ったままだった。
力強くて長くて温かい手。
その手には似合わないかわいらしいネイルをしてるんだね。
「オレのバイト先」
「ねェ、ナツキ君。どこ行くの?」
彼はアタシの手を握ったままだった。
力強くて長くて温かい手。
その手には似合わないかわいらしいネイルをしてるんだね。
「オレのバイト先」